プロジェクトの内容
大型火力発電所建設プロジェクトの3現場を同時に施工した事例です。当時国内最大級のクローラークレーンやトランスポーターによる大型機器の水切(船からの陸揚げ)・輸送、多様な機材を使用し大型タービン発電機器の搬入・オンベースを行いました。
この3つのプロジェクトは、地域の早期電源確保に向け、同時期の施工が求められました。技術スタッフの確保が課題でしたが、「火力総合建設事業所」の新組織を設け、各地から火力発電設備機器の輸送・搬入作業に精通した人材を結集し、同時施工の体制を確立、無事完了することができました。

プロジェクトのポイント・こだわり
1. 各プロジェクト別に大型機材を準備し、水切・輸送を実施
3つの現場では大型機器の水切・輸送を実施できる機材を確保することが必要でした。1,350トンクローラークレーンやトランスポーターなど各現場に必要な大型機材を常設し、700トン吊天秤など豊富な社有機材を活用することで、納期通りに輸送を実施しました。

2. 緻密な計画により搬入・オンベース作業を同時施工
大型火力におけるタービンや発電機の搬入・オンベース作業は、パワージャッキシステムやステージジャッキなどの特殊機材を含め大量の機材を使用します。3現場が並行して進行するため、詳細な施工計画を基に、機材の使用予定や動員予定をたて、現場間で密な調整を行いました。これにより各現場の工程に合わせた動員を過不足なく行い、3現場の作業を予定通りに無事完了することができました。
利用した機材

- 機材名 :
- パワージャッキシステム

- 機材名 :
- スライド装置

- 機材名 :
- ステージジャッキ
関連サービス紹介
輸送から搬入・据付工事まで一貫したサービスを提供し、火力発電所の建設に貢献します。