そう言い切れるプロフェッショナルへ


採用業務統括
1991年に日本通運株式会社に入社。2018年より同社 重機建設事業部専任部長を務め、
2025年にNXエンジニアリング株式会社に継承始動すると同時に、現職に就任。
需要の高まりに伴う市場成長を追い風に 高い技術力を持つ人財を核とした専門家集団へ
需要の高まりに伴う市場成長を追い風に 高い技術力を持つ人財を核とした 専門家集団へ
私たちNXエンジニアリングが提供する重量品建設事業は、少子高齢化に伴う人口減少、多くの分野で取り立たされている国内事業縮小といった中にあって、従来の社会・産業インフラに関する需要が継続するとともに、新たな需要が生まれ、拡大基調にあります。変圧器、新幹線、風力発電機、工場の機械設備、道路に架かる橋、精密機械……などの運搬・架設・設置といった、従来の社会・産業インフラに関する需要が継続するとともに、新たな需要が生まれているのです。
例えば、地球温暖化という社会課題に対する、脱炭素化・クリーンエネルギーシフトに向けたエネルギー分野で顕著な需要の拡大が見て取れます。これまで当社が取り組んできた風力発電設備、LNG・水素発電設備に加え、バイオマス、アンモニアなど、さまざまな新エネルギー分野での需要増加が見込まれています。
また、社会インフラの老朽化への対応も、持続的な需要が続く分野の一つです。近年、道路やトンネル、橋梁など、半世紀以上前の高度成長期以降に整備されたインフラの、老朽化に端を発する事故が起きています。それらの維持管理は喫緊の社会課題といえます。そうした社会の生命線となる、高速道路や橋梁の維持・更新もまた、私たちの重要なミッションとなっています。
このような追い風の中、私たちの事業をさらに発展させていくためには、重量品建設事業分野に特化した専門会社を設立し、高い技術力と使命感を有する人財を核とした専門家集団が、多様化・高度化するお客さまのニーズにタイムリーに、かつ的確に応えていくことが不可欠。そう判断したことから、私たちNXエンジニアリングは、日本通運の一事業部門から分社化して、新しいスタートを切りました。
現在、中期経営計画で掲げた目標達成に向け邁進していますが、その実現に向けた課題の一つは、高い専門性とスキルを持った人財によるキャパシティの確保です。端的に言えば、増加し続ける仕事量に対して、それを担う人財が足りない状態なのです。そのため、人財不足による機会損失を極小化すべく人財を増加させることが最優先の課題であると考えています。
もう一つの課題は、プロジェクトをやり遂げる力をさらに向上させること。当社はこれまでも、プラント全体を停止させている間に行うSDM工事(SDM:シャットダウンメンテナンス)、大阪・関西万博の大屋根リングの輸送・建設工事をはじめ、私たちだからこそ可能な数々の難プロジェクトをやり遂げてきました。今後、そうした中で蓄積した技術力・ノウハウにさらに磨きをかけて、従来の需要はもちろん、新しい需要にも最適な形で応えていきます。

真のプロ集団としてリスペクトされる存在 その職場の魅力は、実力主義かつフラットな人間関係
真のプロ集団としてリスペクトされる存在 その職場の魅力は、 実力主義かつフラットな人間関係
NXエンジニアリングの前身となる日本通運 重機建設事業部は、戦後間もなくから現在に至るまで、国内外のさまざまな業界・お客さまが実施するインフラ整備事業を支えてきました。そこで長年にわたって、あらゆる形の「運ぶ、据える、組み立てる」の経験を積み重ね、厚い信頼を得てきたことは、当社の誇れる財産です。
そうした中で当社が連綿と受け継いできた価値観の一つは、「お客さまの期待に応えること」。他の追随を許さない、高い専門性を発揮して期待に応え続けています。二つ目の価値観は、「安全・品質・コンプライアンス」。一歩間違えば、人命に関わる、一歩間違えば、この世に二つとない製品が滅失する。それほどの覚悟を持って事業に取り組んでいます。三つ目の価値観は、「社員は宝」であること。重量品建設事業に従事する働き手になるには相当の年数がかかります。そのような働き手となった社員を損なうような労働災害や、パワハラ、セクハラなどの労働環境の不備は許さないという風土があります。
そんな当社の誇りは、私たちがマーケットにおいて“真のプロ集団”とみられていること。実際、「この輸送・建設工事はどこにもやれないだろうというものも、NXエンジニアリングであればできるはず」と多くのお客さまから評価され、国内外のあらゆる現場でプロ集団としてリスペクトをいただいています。プロ集団⋯その本質は、自ら標榜するのではなく、お客さまたちから評していただくものだと、私は思います。
外部の方々から見ると、非常に高難度かつ壮大なスケールの仕事をやり遂げているにも関わらず、当社の社員たちは皆、それが当たり前であるかのように、実に淡々と仕事を遂行している風に映るようです。例えば、作業責任者がある取材を受けた際、すべての作業を終えたドラマチックな場面で、「ひとこと」を求められた際、「早く帰って寝ます」とのみ回答したのはその象徴的なエピソードです。自分たちがやり遂げたことの“凄さ“には皆、あまり関心がないんですね(笑)。私はそうした姿を見るにつけ、手前味噌ではありますが「本当のプロというものはこういうものだ」と誇らしく思います。
また、部門やチームなど集団同士の垣根がないのも、プロ集団であることの所以だと感じています。例えば、色々な国のプロたちが協業してプロジェクトに挑む海外工事で関心事となるのは、「それぞれの人が、その場でどんな力を発揮するか?」。当社の場合、それは国内外のあらゆる現場でも共通の価値・共通の関心事です。常に実力主義であり、人間関係がフラットで気持ちよく働ける職場であること、それがNX エンジニアリングの大きな魅力です。

目の前の困難な仕事に真摯に向き合った先に、 自身の成長や、他では味わえない大きな喜びがある
目の前の困難な仕事に 真摯に向き合った先に、 自身の成長や、他では味わえない 大きな喜びがある
これからの目標は、中期経営計画の遂行に向けて、人財を採用し、高い専門性とスキルを持った人財へと育て上げること。しかし、その一方で、何よりも社員を大事にしていきたいですし、そこに無理が生じるような成長は望ましくないと考えています。会社はあくまで、その人が生きるうえでの道具。それぞれの人たちが満足し、より多くの人たちに役立つよき道具になれば良いのです。
重量品建設事業に携わるためには、高い専門性とスキルなど多くの学びが必要です。そして、それらを学んだうえで多くの人と連携して一つのプロジェクトを成し遂げていくためには、知識とコミュニケーション力の双方が求められます。当社の仕事を通して得られる、これらのスキル・能力は、高い専門性を含む一方で、いつでもどこでも通用するものでもあります。その意味で、当社は皆さんがより良く生きるうえでの、最高の道具であるといえます。
また、NXエンジニアリングでは、どんなプロジェクトも一人で成し得ることはできません。各分野のプロが集まって、一つの目的に向かって工事を仕上げていく。そうした協働の中では、「他の人へのリスペクトと共感」が必須であり、会社としてその気風をさらに強化していきたいと思っています。
当社が求めているのは、「逃げない人」。知識やスキルは必要なのですが、それ以上に、「目の前の仕事から逃げずに立ち向かうしかない」ということに気がつける人こそが成長を実感できるし、真のプロになれます。当社では若いうちから、多くの人を束ねる責任者になる機会が得られます。だからこそ、そこで直面する困難から逃げずに、真摯に仕事に向き合うことで成長し、それが仕事の充実感にもつながります。もちろん、自身が真剣に仕事に向き合っていれば、困難に直面した際、サポートしてくれる人が周りにたくさんいます。そして成果の有無に関わらず、「プロセス自体に価値がある」と認め、「あなたはよくやったよ」と称える気風があることが、一人ひとりの成長の原動力にもなっています。
ここに高難度かつ壮大なスケールの仕事がある。多様な人がいて、いろいろな仕事がある。しかし、その仕事を成し遂げるまでには地道な準備が不可欠であり、その過程の苦労も並大抵ではない。その一方、そうした苦労なしでは味わえない大きな喜びがある。それが私たちの仕事。率直に言って、「楽して儲けたい」人には向かないと思っています。
日本通運時代から当社のキャッチフレーズになっている「運べないものは、ない」⋯私はこの言葉を社員の口から聞いたことがありません。恐らく、お客さまからご評価とともにいただき続けた言葉が、時を重ねるにつれてキャッチフレーズになっていったのではないかと想像します。お客さまからご相談いただいた時に、「運べないもの? ないです」と、ためらいなくごく自然に、そう応えるプロ中のプロを目指したい方、頼られる喜びやリスペクトされる誇りと共に仕事に取り組んでいきたい方の入社を心より歓迎いたします。そして、共にNXエンジニアリングだからできる社会への貢献を実現していきましょう。