発電設備の建設・稼働を支えていく


2020年入社/理学部 物理科学科 卒
現場監督として、主に風力発電部材の輸送・据付をメインに、変圧器や産業機械の輸送・据付作業を担当しています。その業務は現地調査から始まり、見積作成、特殊車両通行許可などの許認可取得、計画書作成、人員・機材、車両の手配まで多岐にわたります。そして現場スタート後は、作業指揮者と一緒に日々の作業内容を考え、お客様との調整を行いつつ施工管理に取り組み、収支管理まで行います。難しさを感じるのは、何十トンという重量品を扱うため、小さなミスが重大な事故につながりかねないこと。それだけに綿密な計画が必須になります。しかしそれでも想定通りにいかないこともあり、その場合、代替案を考えられるだけの知識も求められます。そうした中、作業指揮者や多くの作業員の方々とチームワークを発揮し、必死に困難を乗り越えて、無事に現場の作業を終えた時、達成感を覚えます。また同時に、出来上がったものを見ると、自分たちは電力を生み出す「モノ」そのものをつくる仕事、すなわち社会貢献度の高い仕事をしているのだなと改めて実感します。

北海道稚内の風力発電建設プロジェクトに参画することになったのは、入社3年目。全国の支店から人が集まって、約130基分の風力発電部材の輸送・据付を行うという大規模プロジェクトで、社内で注目されていたこともあり、私の中で緊張と期待が交錯しました。最初の2年間は輸送責任者として輸送トレーラ約20台の工程管理や夜間輸送の指揮に従事。そして3年目の1年間、初めて、据付責任者を任されることになりました。
この機会に据付の仕事をしっかり覚えて、キャリアアップを図りたい。そんな思いを持ちつつ、お客様との折衝や工程表作成など、様々な課題をクリアしながら、1200tクレーンを用いて、計9基の風車の建設を完遂した時は、自身の大きな成長を実感しました。また、この大規模プロジェクトを通じて、高度な計画力・技術力・人財力を駆使して、水切・輸送・据付まで一貫して行える、当社の“トータルエンジニアリング力”の強みを再認識するとともに、若くして、メインの責任者として、そうしたプロジェクトの一翼を担えたことに喜びを感じました。


働く魅力
いろんな人とつながり、支え合いながら、スケールの大きなプロジェクトを完遂できる点です。困難は数多くありますが、その分、無事に終えられた時の達成感や喜びは格別です。
職場の雰囲気
わからないことは何でも聞ける環境です。作業員の方々は経験豊富なベテランも多いため心強く、また、そうした方々の知識・スキルを最大限引き出すのも、現場監督である私の仕事だと思っています。
会社のおすすめポイント
現場調査から見積、計画、現場までと、やることが多い分、応用力がついて成長につながりますし、どんな分野の仕事でも通用する「あらゆる困難をクリアしつつ完遂する力」が身につきます。
新人時代の失敗談
現場監督として、本来作業を止めて複数人で確認すべきところを止めずに、作業を続行させてしまい、お客様にご迷惑をかける結果に。以来、細部まで妥協せず、全体を見て声がけができるよう心がけています。
今後挑戦してみたいこと
これまで風力の現場が多く、変圧器関係の仕事に携わることが少なかったので、今後は様々な現場経験を重ねて、風力、変圧器とも、現場を任されるようになっていきたいと考えています。
応募者へのメッセージ
一見、動かせないようなものを、トランスポーターなど特殊な車両を用いて、それを操作するプロとともに、動かしていく。その計画から実施まで行える会社は希少な存在です。興味のある方はぜひ応募してみてください。
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和歌山県にて風力プロジェクトに参画
輸送に参加し、現場の流れを学びながら、トランスポーターを用いて山間部約20キロの輸送を完遂。ここで得た知識・スキルを活かし、その翌年には、青森の風力発電プロジェクトに参画し、さらにノウハウを身につけた。
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道北風力プロジェクトに参画
道北にて3年間、約130基の風車を輸送・建設するプロジェクトに参画。全国の支店から集まった作業員とともに、輸送責任者として2年間、据付責任者として1年間、従事し、完工した。
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大型ビジョン更新工事に参加
競馬場の大型ビジョンの更新工事に参加。新しいビジョンを据付するためのステージ作成など、慣れない仕事に苦戦しながら、無事に完工することができた。
PROFILE
物流業界をメインに就職活動を行う中、当社の座談会で「大変だが、その分、成長できる」と聞いて入社を決意。入社以来、主に風力発電の輸送・据付に携わる中、仲間との絆を深め、そのつながりを広げながら、仲間たちとともに困難なプロジェクトに立ち向かい完遂する喜びを感じている。

