NIPPON EXPRESS NXエンジニアリング株式会社
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若手同期社員座談会

NXエンジニアリングにはどんな文化が根づいているのか?社員同士の関係はどのようなものなのか?
そして、社員はどのような想いで仕事に取り組み、どのようにキャリアを築いているのか?
異なるセグメントで働く若手同期社員3人が本音ベースで語り合った。

TETSU MIYAKE
四国支店(エンジニアリング) 三宅 徹 2019年入社/社会学部 社会学科(都市政策)
働くフィールドが国内外問わず非常に広いことが決め手となり、入社を決めた。現在は主に、風力発電機部材の輸送・据付関係の業務に携わり、図面上での計画から車両・機材の段取り、施工時の作業手順・人員配置の決定まで、トータルに施工管理を務めている。
KOKI AOYAMA
中部支店(プラント) 青山 広輝 2019年入社/工学部 数理工学科
就職活動中、最も惹かれた新幹線輸送に携われる可能性のある職場として当社を選択。現在は、全国各地の石油精製プラントにて、定期修繕工事(Shut Down Maintenance)に従事。工事前の設計計画・手配、また現場では施工管理として各種作業を管理している。
ERINA NOGAMI
関西支店(重機) 野上 えりな 2019年入社/外国語学部 国際関係学科
最初から最後まで一貫輸送を行っており、その輸送面に全面的に関わることができることに魅力を感じ、入社した。現在は主に、変電設備や精密機器などの重量品の輸送・搬入・据付に携わっている。最近は道路調査、軌跡検討及び報告書作成などの調査業務を担うことも多い。
知識ゼロから未知の業務に挑み 実践を通して着実に成長していく

入社後のイメージギャップや新人時代について

三宅

物流輸送業というイメージを持って入社したので、入社後、輸送現場の他に建設現場で働く機会が多いことに驚いたのを覚えてる。

野上

私も輸送以外の据付業務や組立作業まで行うのは想定外で…。しかも、入社2〜3年目の若手でも、責任者として現場に入れば、自分が指示する立場になるのも、いい意味で驚いたかな。

青山

私の場合、多岐にわたるプロジェクトを展開している当社の中で、入社前に唯一イメージできなかったのが、現在自分が携わっているプラント。入社してから、熱交換器の仕組みや、反応塔の触媒抜出充填工事の方法など、専門性の高い知識を基礎から習得していったけど、けっこう大変だったかな。

三宅

自分は、最初は業務の基礎どころか、道具一つとっても、「いつ、どこで使うのか?使用時にどのような危険があるの?」といったレベル(笑)。理解するのにけっこう時間が掛かったよ。

野上

私も道具を覚えるのが苦手だった(笑)。現場で道具の写真を撮りまくって、その写真に「○○の作業で使って…」と書き込んだりして必死に覚えた。あと苦労したと感じるのは、当時、課で自分が初めての女性社員だったこともあって、現場でなかなか認めてもらえないと感じていたこと。そこで、せめて経験が浅い自分の発言に納得性を持たせるため、常に根拠となる数字やデータを提示しながら業務に取り組むようにしてたよ。

三宅

当時は今に比べても、まだまだ現場に女性は珍しい存在だったからね。

野上

けれど3年目の終わり頃に、現場指揮者の方から「現場に女性は…という考えがあったけど、一緒に働いて考え方が変わった。ありがとう」と言っていただいたことがあって、頑張ってきてよかったなと思えました。

青山

そんな経験をしてたんだね。

三宅

同期だけど知らなかったよ。

青山

私の場合は早い段階から主担当として、全国各地に出張してプラントの定期修繕工事に携わる中で、数々の失敗を繰り返しながら徐々に力をつけていった感じ。3年目の終わりぐらいに、当時自分のキャリアで最大規模のプロジェクトを主担当としてやり切った瞬間、大きく成長実感があった。

三宅

私が携わっている風力発電は、計画から完工まで1年はかかるような長期的プロジェクトが多いのが特徴。そして、先輩社員の補佐的な役割を担いながら経験を積み、段階的に色々なことを覚えていくから、初めて主担当としてプロジェクトを任されたのは、実はつい最近のこと。営業セグメントによってステップアップの仕方が結構違うね。

高難度のプロジェクトへの 取り組みが、自身の成功体験に

印象に残っているプロジェクト

三宅

先ほど触れた、初めて主担当して携わったプロジェクトかな。具体的には、風力発電所内で約40メートルのブレード(風車)をトレーラで輸送するというもの。ブレードは巨大なだけでなく、薄く壊れやすい箇所があるから、それをトレーラ上に固縛する際、いかに傷をつけずに運ぶかという点に腐心した。最終的に無事に輸送を完了し、自分の中でようやく大きな成功体験ができた感じかな。

野上

2年目に携わった水力発電所のプロジェクトは、いろんな意味で忘れられないな。関西のお客様から中国地方の山奥に大型鉄管弁を輸送したいという依頼を受けて、輸送経路や道路の調査に行った時のこと。その現場に、私たちが輸送予定の新規大型鉄管弁を据付する会社と既存の大型鉄管弁の撤去を行なう会社が居合わせて、その場で、「作業の具体的な方法について悩んでいる」旨の相談を受けたのが事の始まりで…。議論の結果、最終的に当社が輸送のみならず、撤去・据付も行うことに。最終的に、撤去鉄管弁解体及び撤去・輸送、新設鉄管弁の水切・仮置・輸送・現地荷卸据付・組立までと、当初想定していなかった大規模プロジェクトに育っていったという。

青山

そうした対応ができるのは、輸送・据付・組立まで、どんな作業についても経験・ノウハウが豊富な当社だからこそだね。

野上

そうだよね。ただ、私自身ここまで大規模で長期の現場は初めてで、水切輸送以外はほぼ経験したことのない作業…私を含めて責任者3名体制でプロジェクトを進捗していったけど、大変な思い出ばかり(笑)。けど、頑張ると良いことがあって、作業が無事に完了した後に、お客様からお褒めの言葉をいただいたばかりか、わざわざ支店に来てくださり、支店と私個人宛に表彰状をくれて、本当に感激した。

青山

それはすごい! 自分の場合は、入社4年目にあるプラントの機器搬入工事で1から10まですべての業務を主担当として任せてもらった時かな。とにかく念入りに下見をして、慎重に計画を練って、周囲の方々からアドバイスをもらってと、できうることを手当たり次第やっても不安は残って…夢にも出てきて(笑)。その甲斐もあってか、無事に完工できたんだけど、終わった時は本当に嬉しかった。

周りの方々に支えられながら 1から10まで一貫して携われる喜び

働く魅力や社風について

青山

工事案件の計画段階から現場施工、収支管理まで一貫して携わることができるのが魅力。また、バンドルエキストラクターやトランスポーターなど特殊な機器を多数所有し、かつそれを操作できる社員が全国にいるのも大きな強み。個人的にはその強みを活かして、柔軟に幅広いタイプのプロジェクトに対応できるところに面白さを感じる。

野上

担当者が、最初の営業提案から、プロジェクトのクロージング・アフターフォローまで一貫して携わっているから、お客様も安心して当社に任せられる。これも当社の強みだろうね。

三宅

同感。担当者に頼んだら、全てのフェーズをワンストップで任せられる。それをご評価いただいていると感じられる。そうした期待に私たち担当者が応えられるのも、さまざまな苦労を乗り越えてきた、経験豊富な先輩方に的確なアドバイスがもらえるから…もちろん最終的には自分がどう判断するかだけど、新しいことにぶつかる度に、頼りになる上司・先輩に相談できるのはとても心強いよね。

青山

確かに。先輩方には本当に助けられてる。「これ、どうしたらいいですかね?」と尋ねると、「そんなの簡単だよ、こうして…」と教えてくれるだけでなく「実は…」と補足知識まで付いてくる。それがたまに過剰な時もあって(笑)

野上

わかる(笑)。誰かが困っていると放っておけない世話焼きや、情に熱い人が多いよね、本当に。相談しやすい空気もつくってくれているし、たとえ先輩自身が知らないことだったとしても、一緒になって考えてくれる。

三宅

その一方で、本当にプロだと感じることもあるよね。海外研修に行った時、上司の一言に鼓舞された。「最後は自分がすべてやり切る…そんな気概があれば、大抵なんとでもなるよ」と。精神論的なアドバイスだったけど、妙に腹落ちした。皆そんな覚悟があるんだって。

野上

助け合いというより高め合いだよね。そういった意味で、同期の存在も大きいよね。同じ課の同期とは、仕事について教え合えるし、悩みも分け合えます。そして、別の支店の同期の活躍を耳にすると、自分も頑張ろうってなる。

社会貢献度の高い仕事を成しながら 自身のキャリアを磨いていく

仕事のやりがいとこれからについて

三宅

2023年まで携わっていた北海道の風力発電所全体の発電量は、原発1基の6〜7割もあって、非常に社会的影響力が大きく、しかも現地の風景を大きく変えるような壮大な仕事だった。その一端を担えたことに誇りを感じる。一般人撮影による輸送時の写真がSNSに投稿されたりするけど、客観的に見ても、すごいなあと(笑)。

青山

空港敷地内のエネルギー施設の工事に携わった時なんだけど、当然、作業中に航空機が上空を行き来する…単純かもしれないけど、自分たちの仕事が航空運送事業を支えていると感じられた。

野上

色んな人言っていると思うけど、同じプロジェクトや現場が一つもなくて、それぞれの現場で新しいことを学べることだったり、お客様に想像以上に感謝してもらえるものやりがいだと思うな。…では最後に今後の展望について話していこうか。

青山

自分は、プラントの定期修繕工事の責任者のとなり、現場を適切にリードしていくことかな。これまでは、現場におけるいちグループのリーダーでしたが、現場全体の総責任者としてプロジェクトに挑戦したいなと。…近々、その希望が叶いそうで、実は気合いが入っています(笑)。

三宅

私は東北地方の風力発電施設の案件で、一部区間の輸送班の責任者という立場で入ることが決まって、それに向けて準備しているところ。輸送距離もが長く物量も多いから、困難がたくさんあるだろうけど、それをクリアできたら相当な自信につながると思う。

野上

私はワークライフバランスの観点で、例えば今後、結婚・出産を経ても、コーポレート・後方支援の仕事に回るのではなく、できれば現場の仕事に携わり続けたいと思ってる。それくらい、現場には魅力がある。…まったく今と同じようにはできないかもしれないけど、家庭と現場を両立する女性社員のロールモデルになれれば、嬉しいな。

運べないものは、ない そして、その先へ